上原です。
ブログ読者さんから日々、様々なお問い合わせを頂くのですが、その中でも「構築していくメディア」についての質問も少なくありません。
ここでいう「メディア」というのは、要するに情報を発信していくための媒体のことを指します。
私、上原のメディアで言えば、今ご覧頂いているこのブログや、発行しているメルマガが私が使用しているメディアに該当するものになります。
そんな私と同様に、多くのアフィリエイターさんが使っている媒体はブログになりますが、似たような媒体に「HTMLサイト」というものもあります。
一見、どちらもweb上に公開されて、似たような使い方も出来るので、
・HTMLサイトを利用する「サイトアフィリエイト」
・ブログ形式のサイトを利用する「ブログアフィリエイト」
上記2つのタイプのどちらを採用するか迷っている人も多いようです。
そんなわけで、アフィリエイトをするうえで、
「HTMLサイトを使うべきか、ブログを使うべきか」
という質問に対して今回は、それぞれの特徴と優位性から解説していきたいと思います。

サイトアフィリエイトとブログアフィリエイト、どちらがお勧めか。

まず結論を言ってしまえば
「今からアフィリエイトを始めるならブログがお勧め」
です。
理由としては、
「ブログよりもHTMLサイトを採用するメリットや優位性がないから」
となります。
その辺りを、両者の特性から深堀りしていきます。
まず、サイトアフィリエイトとは、一つの商品やサービスに特化した10〜50ページほどの「HTMLサイト」を量産していく方法です。
仮にHTMLサイトを10サイト作成して1〜2サイトが上位表示されたとします。
その場合、上位表示されたサイトのみを定期的にメンテナンスして検索上位を維持しながら、同様のサイト作成作業をサイクル化して繰り返していきます。
その繰り返しで、徐々に検索上位サイトとアフィリエイト報酬を増やしていくことを目的にした戦略、という感じです。
まあ、その辺りの細かいやり方に関してはHTMLサイト以外にも、実際には「無料ブログ」を利用したり、「ペラサイト」を量産したりと色々あります。
ただ、一般的にHTMLサイトを利用するアフィリエイトをサイトアフィリエイトと言います。
「HTMLサイト」の大きな特徴は、それぞれのHTMLページが「独立して構成されている」という点になります。
ブログのように新しい記事を作成しても、トップページが自動的に最新の記事に更新されたりすることはありません。
そのHTMLサイト内に、「独立した新たな1ページ」が作り出されるだけです。
HTMLサイトはその特性から、一つの商品やサービスに特化したアフィリエイトサイトの運営に適しています。
つまり、アフィリエイトのジャンルで言うと「物販アフィリエイト」で主に使われる選択肢になります。
一定以上のクオリティーを保ちながらコンテンツを作り込んでいけば、そのサイト以上のクオリティー、もしくは匹敵するサイトが現れない限り、一度上位表示できれば、ちょっとやそっとのことでは検索順位が落ちません。
どれだけ“特化したHTMLサイトを作るか”が、サイトアフィリエイトの一番の肝になります。
ただ、一見するとサイトアフィリエイトは、「資産構築型アフィリエイト」のようにみえますが、そうではありません。
実際は、検索上位サイト以外の見込みがないサイトは切り捨てて、上位表示されるサイトのみを作り続ける必要があるので、量産型アフィリエイトの典型と言えます。
個人でそれなりの報酬を得ようと思うのであれば、1日1記事更新のブログアフィリエイトと比べてサイトアフィリエイトは1日1サイト作成など、
その作業量が比べ物にならないほど多いのも特徴の一つです。
また、サイト毎にドメインの取得をしていきますが、不要になったドメインの解約などの管理の手間もかかってきます。
通常はHTMLサイトを一から作成する場合、ページの構造を作るHTML以外にも、ページのデザインを変えるためのCSSや、ページに動きを与えるPHPなど、少なからず専門的なプログラミングの知識が必要になり大変です。
この辺りの解決策として「HTMLサイト作成専用のツール」を利用することで土台は簡単に作れます。
毎回サイトを一から作るとなると時間と労力がかかりすぎるので、サイトアフィリエイトを実践しているアフィリエイターの多くは、そのようなHTMLサイト生成ツールを使って量産しています。
有名どころで言えばサイト生成ツール「シリウス」などがそうですね。
ただ、いずれにせよ現在のSEO事情は「コンテンツの質と量」がものを言いますので、今から1枚のwebページだけで検索エンジンの上位表示を勝ち取ろうとするのは無謀というものです。
HTMLサイトは、基本的に有料の広告を打って上位表示させるのが前提になります。

ブログアフィリエイトの特徴

続いてブログアフィリエイトですが、ブログは記事を投稿するとトップページも最新の記事に更新されます。
そして、HTMLサイトのように各ページが独立しているのではなく、コンテンツが積み重なって蓄積されていく構成です。
簡単に言えば、独立したコンテンツをまとめたサイトがHTMLサイト、コンテンツを積み上げていくことがブログ、といった感じです。
HTMLサイトは掲示板やレポートのように横広がりなイメージですが、ブログはノートや日記帳のようなものなので、上書きしていくイメージですね。
故に、ブログは長期的なアフィリエイトの媒体に適しています。
特定のアフィリエイト商品、サービスのみに特化したり、情報まとめ系のサイトの運営者になりたいのであればHTMLサイト。
様々なアフィリエイト商品を紹介するアフィリエイターや、有名ブロガーのようなスタイルを目指すならブログが向いています。
HTMLサイトを好んで利用しているアフィリエイターさんやブロガーさんもいますが、近年のグーグルの動向を見ればそれが不適切なのは言うまでもありません。
その辺りはサイトアフィリエイトにせよ、ブログアフィリエイトにせよ、検索エンジン経由の集客を必要とするアフィリエイトに取り組む以上は、グーグルの意向に沿ったウェブサイト作りを心がけた方が建設
的です。

ウェブサイトを利用したアフィリエイトの特徴、強み

サイトアフィリエイトとブログアフィリエイトに共通している、ウェブサイトを利用したアフィリエイトの最大の特徴、最大の強みは、主に検索エンジン経由の「質の高い見込み客」を集客できることです。
ここでいう「質の高い見込み客」とは、アフィリエイトしている「商品」に興味を持ってくれそうな人の事を指します。
その商品自体を“今すぐ買おう”と思っていなくても、何かのキッカケを拍子に検討してくれそうな、潜在的に購買意欲が高い人です。
なぜ、検索エンジン経由で集客をすると「見込み客の質が高い」のかと言うと、一般の検索ユーザーというのは、
・「今」知りたい
・「今」解決したい
・「今」欲しい
など、今まさに心の中で思っていることの「答え」になるものを、ネット上から探すために“自ら行動”を起こして、その結果として検索エンジンを利用しているからです。
つまり、検索エンジンを利用している人は、リアルタイムで「答え」を探し求めているため、その答えに対して“反応せずにはいられない”ということです。
プライベート以外でも仕事上での調べものなど、検索エンジンの利用にあたっては人それぞれ様々な理由があるとは思いますが、検索エンジンに「答え」となる解決案を求めているということには変わりありません。
ですから、その「答え」になり得るコンテンツや商品を用意しておけば、相手が誰であろうとそのまま“何らかの反応を示す可能性が高い”んですね。
“何らかの反応を示す可能性が高い”ということは、商品に対して興味を持ってくれる可能性が高いということであり、それは商品を購入してくれる可能性が高い見込み客だと言えます。
いかにしてその質の高い見込み客を集めるかがアフィリエイト全般における一つの重要なポイントになります。
しかし、ツイッターやフェイスブックなど、SNSを利用して集客をする場合だと、あくまでSNS本来の目的は個人間のつながりや、コミュニティーの形成にあります。
人はSNSに悩みの答えを求めないんですね。
よって、アフィリエイトしている商品にまで、興味を示してくれる可能性は低いわけです。
その点、サイトアフィリエイトとブログアフィリエイトはどちらも検索エンジン経由の集客がメインなので、見込み客の質に関しては申し分ありません。
ただ、HTMLサイトとブログでは集客効果に若干の差があります。
HTMLサイトとブログ、長期的な媒体運営において一体どちらがより集客効果に優れているかと言うと、全てのコンテンツを積み重ねていくことができる「ブログ」に軍配があがります。
同じようにコンテンツを更新していった場合だと、コンテンツが独立してしまうHTMLサイトではブログには勝てません。
HTMLサイトにおいて、検索エンジンに評価されるのは、あくまでも「1枚のwebページのみ」であり、その独立したwebページの集合体であるサイト自体が評価されるわけではないからです。
反対に、ブログは時間の経過と共に検索順位が変動するのに対して、HTMLサイトはほとんど検索順位が変動しないというメリットがあります。
その違いをどう捉えるかだと思います。
ネット上にサイトを量産していきたいのか、一つのサイトをしっかりと育てていきたいのか。
私がどちらをお勧めだと思っているかはこのブログを見ていただければ言うまでもなく分かると思います。
サイトアフィリエイトは“数打ちゃ当たる”わけでもないので、コンテンツを量産していく中で稼げる見込みのないサイトを一切作らず、全てのサイトが都合よく上位表示されることはありえません。
サイト作成に要した時間や労力が、最悪、無駄になってしまう可能性があるということです。
対して、ブログアフィリエイトはどうかというと、作成していったたコンテンツが積み重なっていき、積み重なったコンテンツであるブログ全体が検索エンジンに評価されます。
故に、時間と労力の無駄にならず、逆に時間の経過とともにSEO上でも効果を発揮していきます。
その辺りはこちらの記事も参照されてください。
まあ、私が無駄な作業や非効率的なことが嫌いということもあって、個人的なお勧めとしてブログアフィリエイトを選んでいるだけなのですが。
強いてHTMLサイトの形式を採用するとなると、独自企画の案内ページや、メルマガ登録の紹介ページをLP(ランディングページ)として使う位だと思います。
現に、メイン媒体をワードプレスで構築していても、LPだけはシリウスなどのサイト作成ツールを用いてHTMLサイト形式にしているアフィリエイターさんも少なくありません。
ただ、このLPに関しても、私がこのブログで採用しているダイバーというテンプレートをはじめ、最近のワードプレスのテンプレートであれば、「LP作成機能」が標準搭載されているものもがほとんどです。
そんな関係から、あえてサイト作成ツールを買う必要性すら無くなって来つつあるのが実情です。
そんなわけで、少なくとも私が推奨しているノウハウにおいて、「HTMLサイト」を使用するものは一切ありません。
その理由はこれまで解説してきたとおり、単純にブログよりもHTMLサイトを選ぶ優位性がないからです。
以上のことから、今からアフィリエイトを始めるなら、「ブログとHTMLサイトのどちらを採用するか」の結論としては、ブログがお勧めとなります。
参考にされてください。
それでは上原でした。
≪追伸≫
今回の記事でお伝えしたとおり、私から推奨しているのは、どのようなジャンルのアフィリエイトであっても「ブログを使った戦略」となっています。
以下の推奨ジャンル及び、戦略の方も併せて参考にして下さい。
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