上原です。

電通で過労死認定されたニュースが話題になっていますね。

何やら2015年に東京大学を卒業したばかりの、電通に入社した女性社員(当時24歳)が1年目のクリスマスに、業務に耐え切れなくなって社員寮から投身自殺をしたとの事です。

私も会社を辞める前は本当に辛い時期がありましたから

「他人事とは思えない」

部分もありショックなニュースでもありました。

ご冥福をお祈りします。

こちらについてはネット上を見ると

「電通が悪い!ブラック企業!」

みたいな意見も数多くありますね。

書類上は105時間の残業だったようですが、実際にはそういう次元ではなくて2時間睡眠だったようです。

まあ、朝の4時とか5時まで半強制で残業で、しかも何をやっても上司に怒られるとかになると

「そりゃあ普通に考えるとブラックだよな」

って話です。

しかも激務という時間の問題だけじゃなくて、関わる案件の規模もでかいでしょうし、プレッシャーも半端ないはずなんですよね。

あとは性的見返りがどうこうとかも書いていましたが、まあ多少のセクハラもあったように思います。

しかも、つい先月にトヨタなどへの不正請求事件が発覚した部署ですから、その辺りの後処理みたいな仕事を押し付けられていた可能性もあるようです。

そういうのが重なって重大なストレスになったんじゃないかな・・・

と思いますね。

このニュース、一般的にはブラックだとかそういう意見もあるのですが、内情的にはまた違う部分もあるように見えるんですね。

電通の社員の特徴はブラック企業とは対極?

というのが、私の知人で電通勤務の人も何人かいて、その中の一人とは数年ほど前に話したりもしています。

彼の場合は辛そうにしているかというとその逆で

「ハードだから頑張れる」

みたいに肯定的に捉えている印象がとても強かったです。

実際、そういう電通マン(電通女子)って自分の意思でもうあり得ないくらいバリバリ働くんです。

その目的は

「もっと高みに到達するため」

とか

「昨日の自分に打ち勝って『何者か』になるため」

とかそういう感じです。

いわゆる「意識高い系」という言葉が流行りましたがまさにそういうイメージですね。

そもそも、学生時代から3か国語を話せるとか、ベンチャーでバリバリ働いていたとかそういう感じで

「大きな仕事を求めて電通に行く」

という感じなんですよね。

実際、最近の動向を見たらどっかの大学に呼ばれて講師をしたりだとか、テレビで取材を受けたりだとか雑誌に出たりとか書籍を出したりとか、人によっては本当に色々やりたい事を実現している印象です。

そういう人からすると恐らく、たとえ朝までの仕事でも

「自分を育ててくれた電通に感謝」

みたいに思っているだろうし、むしろ激務歓迎みたいなノリもあるように思えるんですよね。
(もちろん一部の知り合いだけを見て感じる事ですが)

一般的には高給取りだと言われていますが、やっている仕事量だとかプレッシャーだとかを踏まえると月収100万円は見合っていないと思いますし、むしろ2~3倍は給料ないと普通はやってられないだろうという感想です。

そんな割に合わない給料でこなせるのは社会的ステータスとかももちろんそうでしょうが、それ以上に

「大きな仕事をやるプレッシャーとそれを乗り越えて成長していく自分が楽しい」

とかそういう部分なんだと思います。

そういう人が上司になっていくから

「ハードな仕事をこなして一人前」

みたいな価値観が崩れないのかとか思いますし、そういう環境がある中でもし自分だけが

「仕事が楽しくない」

というスタンスであれば本当に辛いんだと思います。

そういう電通の風土が前提にあって、

「命を絶つ前に逃げる決断が出来なかった事」

が、今回大きいと思います。

「会社なんて辞めても何とでもなる」

と、ちょっとでも思えたら全然違っていたはずなのに、そういう風な発想が出てこなかったのです。

その理由は、私もバイト時代はそうでしたが、ハードな毎日でまだペーペーで上司に怒鳴られてばかりだったら

「自分で考える力がなくなっていく」

んですね。

しかも、会社という世界で24時間の大半を過ごすので、それ以外の世界が存在する事すら見えなくなってしまうわけです。

ましてや、今回のように

「東大 → 電通」

というルートを辿っているのは世間的には大成功している人生です。

辞めるというと確実に親とか周囲は反対するでしょうし、自分の中でも

「せっかく頑張って入社したのに」

みたいな勿体ない精神も発生しやすい。

そうなってくるとますます

「逃げられない状況」

に自分で自分を追い込んでしまうわけなんですよね。

こういう時に自分を縛るのは実際には

「目に見えない空気みたいなもの」

だと思います。

もし、世間の人がコロコロ仕事を辞めるのが当たり前で、仕事をやっていなくても自由に楽しそうにしているような社会だったとしたら、多分ここまで思い悩んでいないと思うんですよね。

「みんな気軽に仕事辞めるし私もやーめよ」

で終わりですから。

しかし、日本の会社では

「一回はじめた仕事は完遂するのが当たり前」

だとか

「会社との約束を守るのが当たり前」

だとか

「周囲の期待に応えるのが当たり前」

とかそういう空気があります。

こういう空気の中で

「自分はなんてダメなんだろう」

みたいに自己嫌悪に陥ってしまうと本当に苦しい。

それに拍車をかけるように

「お前の仕事は全部無駄だ」

なんて上司に言われてしまうとそりゃ辛いです。

特に、今までの人生が完璧だったならなおさら

「逃げる = 人生を諦める」

みたいな認識になりやすい。

こういう要素が重なって八方塞がりになり、最悪の結果を生んでしまったのだと思います。

私が今回のニュースで改めて感じたのが

「何事も自分の幸せのために決めるべき」

という事です。

電通の過労死で感じる自分の幸せを自分で決める重要性

世間的には

一流大学 → 一流企業

というルートは幸せだと言われます。

ただ、それがそのまま自分にとって幸せだとは限りません。

というよりもそんな表面に幸せなんてなくて、幸せは自分の心にしかありません。

たとえ自分の会社で超幸せそうな上司がいたとしても、自分がそこで幸せになれるとは限らないのです。

だから

「自分が何をやれば幸せになれるのか」

は自分の意思で決める事です。

たとえ

「過去の自分の決断を裏切る事」

であったとしても

「今の自分の想いを尊重した方がいい」

と思います。

人間なんて諸行無常、毎日生まれ変わる生き物です。

「1年前に自分が幸せだと思っていたこと」

であっても

「今の自分にとって幸せとは限らない」

のです。

就職もそうで、過去の自分が決めた会社でもそれが今の自分の幸せに繋がるとは限りません。

故に、例えその時はどれだけ周囲に反対されても

「本当の心の声」

を大事にすべきだと思いますし、少しでもモヤモヤが小さいうちに行動するほうが良いと思います。

私の場合。

バイトをスタートした時は、せっかく入ったのだから頑張って「何者かになる挑戦」がしたいと思っていました。

周囲には「意識高い系」の人も多かったし自分自身もその一人だったわけです。

でも、実際に職場に入ってしばらくすると

「何か違う」

とはっきり感じたのです。

そればかりか体調が悪化して明らかにストレスで体がおかしくなりました。

幸い、私の場合は思い悩んでダメになってしまう前に身体に明らかなストレス反応が出たので逆にそれが良かったのだと思います。

でも、一日のうち20時間は体が痒くて痒くて本当に辛い日々でした。

そういう中でキャリアについて色々考え「自分の心の声」を聞いて分かった事。

それは、

「何者かになる挑戦」

よりも

「何者でもない自由」

が本当は欲しかったという事です。

凄く大きな仕事を成し遂げたいという気持ちよりも、ありのままの自分で幸せな日々を楽しみたいという想いのほうが強いという事に気付いたのです。

また、以前は大切だと思っていた世間的な名声や地位や名誉も実は興味がなかったのです。

ただ自由であるための豊かさは欲しかった。

だから、独立の道を選びましたし、仕組み上、

「何者でもない自分のまま大金が稼げるネットビジネス」

にも取り組みはじめました。
(ただし、ネットビジネスで稼ぐのは企業でバリバリやるよりはるかに簡単とは言えど相応の努力は必要になってきますが)

>>ネットビジネスが「簡単」で「稼ぎやすい」本当の意味とは?

これは一般常識がどうとかそういうのを一切無視した自分の決断です。

そこには「自分の意思」がある以上、たとえ誰かに何を言われようが周囲が反対しようが自分を貫き通す強さがあります。

迷いがないのです。

だからこそ、全てを取り払って

「自分にとって何が幸せなのか?」

を考えた時にこそ本当の道が見えてくると思いますね。

実際のところ

「何者かになるためにもがいている時」

よりも

「何者でもない自由を選んでから」

の方が、結果的には色々な人から注目されて大きな事業とかそういう仕事も回ってきたりするようになりました。

ネットで細々と表に出ない私ですら

「えっ、こんな凄い人からコンタクトがあるの?」

みたいな話だってありますからね。

これもとても不思議なものですが、結局は

「自分の心に正直に生きれば様々な道や可能性が開かれていく」

という事なんだと思います。

という事で色々電通のニュースについて感じたことを書いてみました。

参考にされてください。

それでは上原でした。

追伸

電通ではないのですが、元博報堂の方が書いた

「あの人はなぜ東大生に勝てるのか?」

という本は中々面白かったです。

「思考力」がテーマで、今の時代は思考力がある人の方が学力がある人よりも仕事で成功できる、みたいな切り口でその代表をお笑い芸人としています。

その思考力をどういう風に鍛えるか、みたいな内容です。

実際のところ、思考力はネットビジネスをやる上でも大事だと思いますし、何にせよ鍛えておいてマイナスにはなりません。

まあ言うまでもなくすぐに身につくものではありませんし、今月、来月の収入が劇的に上がるようなものではありませんが長期的には明らかに効いてくる内容ですね。

興味がある人は読んでおいて損はないと思います。

PS.

■初心者には以下の商材がお勧めです。

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