上原です。
「ネットビジネスで最も重要なスキルって何ですか?」
このような質問はよく受けることがあります。
ネットビジネスを進めていく上では、集客の要となるSEO対策や技術的なスキル、マーケティング的なスキル等、かなり幅広いスキルが必要になってきます。
こうした所から、初心者のうちはどんなスキルを磨けばいいか分からなくなる初心者の人は多い傾向にあります。
それでSEOの勉強をしてみたり、コピーライティングの商材を買ってみたりで迷走する人も少なくないわけです。
「ネットビジネスで最も重要なスキルは一体何か?」
この問いに対する私の答えは常に一貫して
「文章力(ライティングスキル)」
だと考えています。
何故なら、ネットの世界では基本的に文章を通じて人とやり取りするからです。
最近は動画が増えてきたとはいえ、やはり大半は文章でのやり取りが中心になります。
つまり、
「文章力 = インターネット上のコミュニケーションスキル」
と言えるわけです。
ネットビジネスで稼ぐには、ネットを介してパソコン画面の向こう側にいるお客さんの心を動かす必要があります。
その際に相手の心が動くか否かは、ほぼそこに出された文章によって左右されるのが実際のところです。
だからこそ、インターネット上のコミュニケーションスキルである文章力を磨くことが大事になるわけです。
(これはリアルのコミュニケーションスキルとは全くの別物だと私は考えています)
また、ネットビジネスの媒体を見た時にも、ホームページを作るにせよブログやメルマガをするにせよ、SNSを利用するにせよ、どれをとっても文章力は必須です。
Youtubeだけは唯一文章力がなくてもある程度稼ぐことが可能ですが、思わずクリックしたくなるタイトル付け等にも影響してきますので、文章力があるに越したことはありません。
というわけで、私は文章力を磨くことが出来れば、ビジネス全般で結果に繋がりやすくなると考えています。
そこで、今回から不定期でネットビジネスの基礎スキルともいえる「文章力」について記事にしていきたいと思います。
今回、どうして文章力についてコンテンツを作ろうかと思ったかというと、基本的過ぎてあまり語られる機会がないからです。
たとえば、トレンドアフィリエイトの教科書的な「下克上」という教材ですら、文章力についてはほぼ触れられていないのが実情です。
ただ、こういうアフィリエイト系教材で結果が出るかどうかは正直、文章力による部分も結構あるわけです。
その点をカバーする講座をしたかった、というのが動機になります。
文章力は、別にネットビジネスに限らず一生もののスキルですので、磨いておいて損するような事はありませんからね。
ということで、さっそく行ってみましょう。
Contents
文章力を磨くうえで最も大事なこと
文章力を磨くうえで一番大事なことは
「相手が存在する」
という前提を意識しておく事です。
たとえ、パソコンの画面に向かって文字を打っているだけに見えても、必ずその向こうには読み手が存在しています。
それをまずはっきり意識できるか否かは非常に大切です。
たとえば、私は今現在でも自分が書いた文章を読み返してみて、
「これは相手に分かりにくいな」
と感じたら時間をかけて修正します。
今回の記事についてもそうで、今この部分を書いているまでの間に、何度も分かりにくい部分は修正しているわけです。
その時に意識することは
「読み手に分かりやすいかどうか」
という点を重点的に意識します。
この「相手がいる」という大前提は文章の丁寧さに如実に表れて、稼ぐ金額にもかなり影響します。
実際、私の周囲には稼いでいる人が多いですが、やはり文章を雑に書く人はいません。
一方で、ネットビジネスではとてつもなく内容が薄い記事とか結構見かけますし、片手間コピペの記事もたくさん存在しています。
でも、こういうものは見た瞬間に分かりますし、誰が見ても無意識レベルで雑だと感じるわけです。
当たり前のことだと思われがちですが物凄く大事なポイントです。
だからこそ、
「相手が存在することを意識する」
ということがまず大前提になってきます。
読み手にメッセージを伝えるイメージを持つ
上記までの
「相手が存在する」
という前提があり、その上で大事になってくることが
「メッセージを伝える」
ということです。
つまり、自分の考えとか意見とかをメッセージにして文章に宿らせるという事です。
ネットビジネス関係で公開されている記事の中には、ただ事実を書いているだけの内容を見かけることがあります。
特にトレンドブログ系で多いのが
「誰かと誰かが結婚した」
というニュースをそのまま記事にしているという類のものですね。
こうした記事で事実を書いているだけだと、当然なんですが読まれませんし、読んでも何も伝わってくるものがありません。
何故なら、事実なんて誰が書いても全く同じ情報でしかないからです。
結果、すぐに読むのをやめられてSEO対策などにも悪影響が及んでいきます。
記事を読んでもらうためには、事実だけでなくメッセージを書くことが大事になってくるわけです。
それによって自分らしさが出て読まれる記事になるという事です。
しかし、メッセージを伝えていくためには、その記事に対して自分が本心で「伝えたいと感じているか」も結構大事な要素になってきます。
文章の体裁上でメッセージのようなものを書いても、それが表面的なものであれば意味がありません。
先ほどの例で言うと
「誰かと誰かが結婚した」
という事実に対して、「どうでもいい」と思っていたらその雰囲気が文章にも出ます。
書き手が「どうでもいい」と思っている情報なんて、高い確率で読み手側も「どうでもいい」情報なわけです。
メッセージを伝えるためには、そもそも自分なりの「考え」や「意見」がないとメッセージの大本が存在しないということです。
リアルの世界でも人と会っている時に相手の話を片耳で聞く感じで「どうでもいい雰囲気」を出していると嫌がられますよね。
それと同じことです。
従って、
「どうでもいいと感じる記事は書かない」
ということも大事です。
ですので、ブログを書くにしろ
「興味、関心がある分野」
を題材にしたほうが良いですし、
「好きだと思う事、楽しいと思う事」
が結果にも大きく影響するということです。
書く内容に対して自分なりの納得感とかそういうものがないとダメということですね。
知識がないと文章は書けない
ここまで読んでもしかしたら気づいた人がいるかもしれませんが、
「文章はそもそもの知識がないと書けない」
ということです。
私がサポートしている人の中にも「文章力がない」と嘆いている人はたくさんいます。
つい最近、ある人が
「文章力がなくて困っているのですが・・・」
という相談を頂きました。
ご本人は文章力がないと言ってはいますが、当の送って下さったそのメールの文章自体はしっかりしていて、文章力がないことの説明を丁寧な文章で説明していたのです。
そして、蓋を開けてみると文章力の問題ではなく知識の問題だったというオチだったんです。
その人は「ある会社の健康食品」の記事を書こうとしていたのですが、肝心のその健康食品を知らなかったわけです。
それなのに、頭の中で考えて記事を書こうとしていたんですね。
これはちょっと考えれば当たり前ですが調べないと書けないです。
文章を書くというのは言い換えれば
「知識をアウトプットをする」
ということです。
しかし、アウトプットするためには、そもそものインプットがないと書けないわけです。
ある健康食品について記事にするなら、その健康食品についての知識がないと記事にできません。
もし知らない場合はリサーチが必要です。
初心者の人がネットビジネスで記事を書く場合、知らないことを記事にすることも多いです。
その時に頭からひねり出そうとするのではなく、リサーチしたり情報収集をまずしないと記事にはできません。
リサーチした上で、自分なりの考えとかメッセージを書いてまとめていくという流れです。
この点は、多くの人が見落としているポイントですので、しっかり意識することが大事になります。
この辺の情報収集は文章を書く上での下準備となりますが非常に重要なことです。
書いた文章を必ず読み返す
ここまでの内容で
「相手にメッセージを伝えるイメージで書くこと」
「どうでも良いことは書かないこと」
「知識がない情報は知識を仕入れないと書けないこと」
がお分かり頂けたかと思います。
ここまで踏まえてあとは数勝負で書いていくことが大事になってきます。
ただ、書いてそのまま終了だと文章は上達していきません。
大事なのは、必ず
「自分が書いた文章を読み返す」
ということです。
「分かりやすいかどうか」
「メッセージが存在するかどうか」
「誤字や脱字がないか」
などの確認をしていく作業が必要なわけですね。
この作業はめんどくさいと感じるかもしれませんが、実践することで自分の文章のマイナス面も見えてきます。
書き終わった後に見直して、また書き直すのはめんどくさい作業ですが、最終的な記事内容に雲泥の差が生まれます。
実際、記事のほんのちょっとした差で売上が大きく変わることもありますので、最後まで手を抜かないことが大事です。
ですので必ず実践するようにしてみてください。
ということで、今回はかなり基本的な文章力の根幹の部分についてでした。
当たり前のことかもしれませんが、文章を書くうえで大事なことなの意識してみてください。
参考にされてください。
それでは上原でした。