上原です。
インフォトップのランキングにて
「これ一本でSEO対策のカバーが出来るツール！」
というものが掲載されていました。
それがこちらの
「オールインワンSEO対策ツールGRAND SLAM」
というツールです。
SEO対策が出来るということですが、セールスレターを見る限りでは私的には
「何をもってオールインワンなの？」
という印象を受けましたので、その見解と、私のSEOに対する持論とを併せて取り上げておきます。
オールインワンSEO対策ツール【GRAND SLAM】板倉貴也
特定商取引法に関する表記
販売者名：株式会社GRANDE
運営統括責任者：板倉貴也
所在地：東京都渋谷区東3丁目24-9サンイーストビル205
電話番号：03-6712-5911
URL：http://grand-slam.biz/
オールインワンSEO対策ツール【GRAND SLAM】板倉貴也のレビュー
セールスレターを読んで率直に思ったのは
「正攻法な手法をとる人には全くもって必要ない」
ということですね。
まずこれ一本でSEO対策が出来ると謳っているオールインワンSEO対策ツールGRAND SLAMですが、所有する機能というのが
・フリーメールアドレスの取得
・無料ブログ自動の開設
・ブログ記事の自動作成
・記事の自動投稿
という4つです。
この機能からどのようなSEO対策を施行できるかと言えばサテライトブログを自動作成し、メインブログやサイトの被リンクの獲得を目指すといったところです。
つまるところ、オールインワンどころか、サテライトブログを自動で作れる「だけ」ということです。
セールスレターを読み進めてみると
・外注
・サイトの量産
・被リンク
といった単語が多く頻出してくるあたり、物販アフィリエイトをしている人が主なターゲットなのかなと読み取れます。
このオールインワンSEO対策ツールGRAND SLAMでは、サイトを量産し、そこからの被リンク獲得によるSEOの向上を図れるということを推しています。
この手法は「ブラックハットSEO」などと呼ばれるもので、簡単に言えばGoogleの裏をかいて検索エンジンの上位表示を目指すものです。
まあ、世間的には「ブラックハットSEOは悪」みたいな風潮はありますが、個人的には別にやりたい人はやればいいのではというスタンスです。
ただ、普通に自作自演の被リンクは辞めておいた方が懸命です。
やはり一番の理由は、グーグルにペナルティを受けた際に、メインブログが検索エンジンから飛ばされるからです。
一応レター上でも申し訳程度にリンク構造について
「理想的なリンク構造とは、何階層にもリンクが広がっている構造と言われています。この形はナチュラルなリンクと構造が似ているため、Googleから評価を得やすいとなっています。」(原文ママ)
と図解入り記載されていますが、本来のナチュラルリンクの構造とは、こういう単純なものではありません。
自作自演のリンク作成については、各アフィリエイターで色々と意見が分かれる所ですが、共通して認識していることは
「不自然にならないようなリンク構造を構築する」
という事に行き着きます。
ナチュラルなリンクというものはブログからのリンク、サイトからのリンク、そして各種SNSからのリンクであったりと、「リンクの始発点が必然的にランダムになるもの」を指します。
ですが、本ツールGRANDSLAMで作成出来るリンクはその機能上、全て無料ブログからのリンクとなります。
受け取る被リンクの始発点が、「全て無料ブログから」というのは、いささか不自然ではないでしょうか。
100歩譲って無料ブログからのみのリンク作成を前提としても、発リンクに関してもその始発点は
・記事本文
・サイドバー
・メニューバー
等と、ランダムにしなければなりません。
それはやはり不自然さをなくすためですね。
ただ、被リンクの始発点のランダム性というものをクリアしたところで、そもそもの話になりますが、
「被リンクを送るブログ自体がGoogleに評価されてないと被リンクとしての評価はゼロ」
というのが、被リンクにおける現実です。
つまり、いくら自動で大量のブログを作成したところで、そうした中身のないブログから被リンクを送っても意味も効果もないのです。
また、オールインワンSEO対策ツールGRAND SLAMのレターではなぜか「1000個のブログ」や「1000記事」という数字を強調していましたが、私からすると1000個もの不自然な被リンクは
「単純にグーグルからのペナルティのリスクを増やしているだけでは」
と思ってしまいました。
その1000個ものブログも「2時間程度で作成可能」であるとも記載されていますが、2時間で1000個ものリンクが付くことは普通に考えたら不自然だということは、改めて説明するまでもないかと思います。
オールインワンSEO対策ツールGRAND SLAMの金額はツール単体で19800円に加えて、月額で3980円の費用がかかります。
つまり初月は23780円の初期費用がかかり、その後は毎月3980円のランニングコストがかかることになります。
アフィリエイト業界での月額使用のツールとしては割と平均的な金額ですが、このオールインワンSEO対策ツールGRAND SLAMに限って言えば
「お金を払ってグーグルからのペナルティのリスクを増やし続ける可能性を含んでいる」
と言えます。
購入後のアフターケアの面でも操作や設置等のサポート体制は一切なく、検索エンジンの上位表示に関することや返金保証なども一切ついていないようです。
ペナルティ上等のブラックハットSEOで、短期間で利益をあげるスタイルのアフィリエイターさんには、このオールインワンSEO対策ツールGRAND SLAMの導入も「アリ」かもしれませんね。
ただ、キーワードで集客し、コンテンツをコツコツと構築するようなあくまで王道のアフィリエイトを行っている人は本ツールをあえて導入する理由はないでしょう。
仮に被リンクによってアクセスが増えたところで、肝心のブログコンテンツが駄目だと成約はとれませんから。
個人的にはこうした集客に関しては
「集客に値するコンテンツありき」
という自論を持っています。
目先のアクセス数やドメインスコアに血まなこになる前に
「価値のあるコンテンツを発信できているか」
という部分に目を向けてみてはいかがでしょうか。
いずれにせよ、現状のSEOではなんだかんだでブログコンテンツの「質」と「量」がモノを言うのが実情です。
従って、いくら被リンクを集めようが、アクセスを集めてきたその先にコンテンツがなければ話にならないんです。
そうした視点で見てみると、今回の「オールインワンSEO対策ツールGRAND SLAM」にランニングコストを投資し続ける位なら、「良質なコンテンツを量産できる」こちらの買いきり型のツールに投資した方が、コスパもSEO的にも、その延長線上にある「収益性」にもよほど優れています。
「楽しても稼げない作業」と「楽して稼げる作業」とでは、どちらを選択するのが合理的かはあえて説明するまでもないと思います。
以上がオールインワンSEO対策ツールGRAND SLAMのセールスレターを読んだ上での私見となります。
参考にされてください。
それでは上原でした。
PS.
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