上原です。
私は時々カフェとかで仕事をする事があるのですが、たまに隣でネットワークビジネスの勧誘が行われます。
世間でいうマルチ商法ですね。
つい先日はネットワークビジネスの最大手企業であるアムウェイの勧誘が繰り広げられており、隣でパソコンを打っていましたが中々面白かったです。
ちなみに、私はネットワークビジネスでも月に20万くらいは毎月1秒も働かなかったとしても報酬が入ってきます。
私の収入全体からすると10%程度だと思いますが、それでも毎月決まって発生するので確かにあると安心ですね。
>>上原のネットワークビジネスやインターネットビジネスの報酬について
よって
「マルチだからアムウェイは稼げない」
とかそういう事を言うつもりはありません。
ただ、だからと言って
「アムウェイは素晴らしい」
だとか
「ネットワークビジネスは稼げる!」
みたいな事を言うつもりもありません。
ネットワークビジネスの意見をいう時に、信者は
「うちのビジネスは最高!100%稼げるから!」
という風に言うし逆にアンチはアンチで
「マルチ商法は稼げるはずがない」
という極論をいうわけです。
でも、実際のところ
「ビジネスなんだから稼げる人もいるし稼げない人もいる」
という話なわけです(笑)
要は信者もアンチも思考停止になっている、というわけです。
仕組みを考えれば組織を構築する力があれば稼げるだろうしそうじゃなかったら稼げない。
ただそれだけのシンプルなビジネスです。
そんな中で
「絶対に稼げるビジネスがある!」
とかそういう事を簡単に言ってしまうから話がややこしくなるわけです。
という事で上記の点を踏まえてアムウェイについて書いておきたいと思います。
アムウェイとは?会社概要及び評判 口コミ 苦情 被害について
アムウェイの会社概要は以下の通り。
社名:日本アムウェイ合同会社
本社所在地:〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町7番1号
電話:03-5428-7000(代表)
営業開始:1979年5月
資本金:50億円
従業員数:368名
記事冒頭に書いたカフェにいる時に隣で行われた勧誘が中々典型的な流れで面白かったです。
「そりゃあ上手くいかないわ(笑)」
って話です。
そのカフェは都内某所にあるタリーズです。
まず、最初は勧誘する人(Aさん)と勧誘される人(Bさん)の二人が隣に入ってきました。
Aさんは女性でBさんは男性で二人とも20代後半くらいでしょうか。
「この前の街コン楽しかったね~」
という話をしていたので、どうやら街コンで出会ったようです。
ただ、結構仲良さそうにしており恋人っぽい雰囲気もありました。
AさんがBさんにボディタッチをしたり「女の武器」を結構使っているって感じです(笑)
その中で色々と話をしていたのですが、その中でAさんが話し始めたのが
「実は私、凄く稼げる副業を始めたんだけど興味ない?!ほぼ確実に稼げるよ!」
という感じの内容です。
そこで、
「実は私も師匠がいるんだけどその師匠が物凄い人なんだよ~!」
と師匠の存在も間髪入れずに伝えていました。
そこで、Bさんは
「えっ、凄いね!どんな仕事なの!?」
とAさんに質問。
そこで、Aさんは待ってましたと言わんばかりに
「アムウェイって知ってる?!」
とBさんに質問をしたのです。
するとBさんの顔が急に険しくなり
「知ってるよ」
と一言。
それまでBさんはとても楽しそうだったのに、その後はAさんの話を適当に聞き流す感じで途中で席を立ち帰ってしまったのです。
その後、Aさんは一人で誰かに電話をかけて
「ダメでした」
みたいな報告を入れていたのですが
「典型的だな」
と横でパソコン作業をしつつ聞いていましたね。
ただ、アムウェイビジネスの難しさはこの場面に全部凝縮されていると思いますね。
というのが
「まともに勧誘をしたところで話すら聞いてもらえない」
からです。
そもそも、ほとんどの人が
「アムウェイってあの怪しいネズミ講ビジネスでしょ?」
という認識を持っています。
その中でいくらたくさんの人に口コミしたところで
「ほぼ嫌な顔をされて終わり」
であり、そのためにストレスばかり溜まりまくり、結果的に夢を追い求めてスタートしたビジネスを1年持たずに辞めてしまう人が大多数なわけです。
今回は街コンで知り合った人に勧誘している感じでしたが
「リアルの友達」
の人数なんてたかが知れているし、その友達の大多数が
「ビジネスに興味がない」
時点で勧誘はほぼほぼ不可能なんですね。
だから
「声をかけたくても声をかける友達がいなくなってしまう」
ので諦めざるを得なくなるわけです。
そこで、「どうしても諦めきれない人」は何回もしつこく友達に声をかけます。
ただ、その努力も上手くいくケースは低く、大抵の場合は勧誘のしつこさに友人は辟易し、
「アイツ、変なビジネスにはまっているらしいよ。確かアムウェイとかいう。」
などと友達の間でブラックリスト入りするわけですね。
その状態になるとリアルの人脈では厳しいので
「街コンで知り合いを作る」
とかそういう努力をする必要が生じるわけです。
今回のAさんも恐らくこの状態になっていたのだと思います。
それで、なんとか声をかける人を確保するものの
「そもそもネットワークビジネス自体が多くの人から嫌がられている」
以上はいくら街コンで友達を作ろうがほぼ上手くいかないってのが実情なんですね。
で、上記はあくまでもネットワークビジネスで口コミなどの勧誘活動が上手くいかない人の悩みです。
私などはネットワークビジネスで数百人ほどダウンを作った経験がありますが、作ったら作ったで悩みは多々あります。
アムウェイなどのネットワークビジネスダウン構築後の悩みとは?
まず、私の会社の場合は250人ほどで30万にはなりますが、それだけの人数をダウンに抱えると人間関係が発生します。
ネットワークビジネスなんて
「お金を儲ける目的」
で人が繋がる側面がある以上
「お金などから派生する人間関係のトラブル」
が多々出てくるわけです。
その中で誰がそういうフォローをするかというとアップです。
先ほどのカフェの例でもAさんは
「アップへの報告」
をしていましたが抱えるダウンが多いとそれだけたくさんのダウンから色々報告とかもくるし仕事量も増えます。
仕事量だけだと良いのですが、人数が増えると意外と生生しい問題も出てくるわけで大変なわけです。
例えば、女性のアップが女性のダウンと「女同士のバトル」をしたりだとか「なんであの人だけフォローが手厚いの?!」という嫉妬みたいなものとかそういう人間模様も発生します。
あとは勧誘に問題があるケースなんかも出てきます。
「絶対稼げるから」とかそういう強い勧誘とか法的に問題があるような事を言う人も中にはいるわけです。
これは現場が長いとイメージできるはずです。
どれだけ
「素敵な仲間とだけビジネスする!」
と決めても人数が100人、200人と増えてくると
「合わない人が出てくるのが当たり前」
だし
「無茶な事や法律に抵触しそうな事を言う人も出てくる可能性がある」
わけでそういう部分でのストレス耐性も大事なわけです。
最初の時点で
「苦労してダウンを増やしたら不労所得になる!」
と意気込んでグループを構築しても増えたら増えたで
「初期には想像していなかったアフターフォローの問題」
がたくさん発生していつまでも不労所得にならないわけです。
アムウェイとかでも
「会社全体の人数が減っている」
わけで、そんな中で数千人規模のグループを抱えていても
「アムウェイ全体の売り上げが落ちている中で自分のグループも全然安泰じゃないな」
とびくびく怯えている人だって多数いるはずです。
というよりも、私の身近の傾向として
「ある程度グループを抱えて数十万くらい稼いだ人」
の方がストレスなどでやられる傾向が強いのがネットワークビジネスの世界です。
何せ、ダウンにはそういう部分も見せられないですから。
そういうわけでアムウェイビジネスをはじめとしたネットワークビジネス(マルチ商法)は中々ムズイ側面もあるわけです。
その分、たくさんのダウンの中には自分に合う人がいるのも事実ですし、仲間的な人が出来るのも事実でやりがいって要素が存在するのも事実です。
ただ、「お金を稼ぐだけ」という点で見て効率的かというと、ネットで稼ぐアフィリエイトなんかと比べると「ちょっと弱いかな」というのが私の率直な意見ですね。
そもそもネットワークビジネスは
「製品を流通させるのが第一目的」
なわけですから「お金だけ」でやるようなものでもないんですよ。
この辺はこちらにも書いた事ですが。
>>ネットワークビジネスとインターネットビジネス(アフィリエイト)の収益性の違いについて
いずれにせよ、私は収入の柱の一つとしてネットワークビジネスも持っていますが、大事なのは
「一つのビジネスに収入源を委ねない事」
だと思います。
複数の収入源を確保するのが何だかんだで一番安定するし自由が得られます。
その結果、朝目が覚めた時点で5万円とか売上確保しており、その日一日何もしなくても勝手にお金が増えているという状態になるわけです。
というわけで、
「稼ぐ方法なんていくらでもある」
のですから
「アムウェイだけを柱にするのは危険かな」
と私は思いますね。
ネットでまず最初の10万円を稼ぎたい場合は
こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
という事で参考になれば幸いです。
それでは上原でした。