上原です。
ここ最近のメディアはSMAPの解散のニュースで持ち切りですね。
何やら、「世界に一つだけの花」の購買運動が起きてオリコン9位にまでランクインしているとか。
恐らく、このニュース自体は多くの人が感情的に見ていて
「ジャニーズ事務所側が悪い!」
という風に感じている人が多いと思います。
私もどちらかと言えばそっち側です。
でも、これって実は深い理由があるんですね。
また、この
ジャニーズ事務所 VS マネージャー
の構図って結構、
会社 VS 脱社畜
という、副業に取り組む多くの人に当てはまるテーマにも近いんですね。
という事で、
「自由とは何か」
という問いを学ぶのにももってこいの事例だと思うので、今回このブログでも取り上げてみたいと思います。
自由の前提にあるのは「権威主義」
まず、私が「自由」をどういう風に捉えているかと言うと、単にお金とか時間がたくさんある状態・・・
ではありません。
もっと精神的なものです。
例えば、どれだけお金と時間があっても
「自分の人生を支配する存在」
がいたら、自由だとは言えないですよね?
つまり、精神的な自由が大事だという事です。
ただ、この精神的な自由を奪う存在が世の中には多々存在します。
会社もそうですし、組織もそうですし、そもそも社会というものがそうかもしれません。
要するに、何かしらの集団に所属すると、その集団の決まり事やルールがあって、それが時として自由を奪うという構図です。
そして、集団の中でもある程度地位がある人は
「組織を守るための意思決定」
をするようになります。
これが組織にしっかり根付いた結果、
権威主義
という考え方が生まれるわけです。
そして、今の社会はどこに所属しようとも権威主義的な部分があります。
その権威に従う事が良い事だと教育されるわけですね。
しかし、多くの人は心の中で
「権威から脱却したい」
と感じているわけです。
ここが多くの人が求める「自由」です。
つまり、「自由」というのは二元対立になっていて
権威主義 VS 権威主義からの脱却
というテーマになっているわけです。
言い換えると、
体制 VS 反体制
とも言えます。
世の中の至るところで「権威主義」VS「自由」の構図が成り立っている
世界の歴史という大きなレベルで見ると、ヨーロッパから自由を求めてアメリカが生まれたのは権威主義からの脱却だと言えます。
また、国が滅びる時も、権威主義に人々が反抗するところから生まれてくるわけです。
ヨーロッパなんかも宗教的権威主義からの反発で今に至りますよね。
そして、「カルチャー」にも基本的に「自由」が投影されます。
いわゆるカウンターカルチャーと呼ばれているものですが、このカウンターというのは
「権威主義へのカウンター」
なわけです。
ロックとかソウルミュージックが生まれたのも
「権威に対して反抗する気持ちを音楽に宿した」
という事です。
だから、そこには単なる音楽以上のエネルギーが宿っています。
単なるファッションではなく、「主張が宿っている」という事です。
そして、多くの映画も、
「権威主義からの脱却」
をテーマに作られています。
厳密には大昔の映画は権威主義的だったんですが、1970年代のアメリカンニューシネマ時代の映画は
「権威主義的な映画への反発」
という趣旨が、どの映画にもその精神に流れているように見えます。
あと、最近公開されたスターウォーズも
「権威からの脱却」
がテーマです。
帝国という強大な存在から自由を掴み取る、というストーリー構成ですね。
ロードオブザリングなんかも同じです。
漫画のワンピースも同じですし、ドラゴンボールも基本は同じです。
強大な権威を持つ敵が登場して、その敵から自由な世界を切り開くというストーリーです。
そして、音楽にしろ映画にしろ、単なるビジネスとは比べ物にならないくらいに多くの人に影響を与えているのは間違いありません。
実際、書籍で言えばビジネス書なんてせいぜい10万部で大ヒットですが、小説になると100万部以上売れるのが普通だからです。
漫画も同じですね。
ビジネス書のほうが普段の生活に役立つのに、何故、人生に必ずしも必要ではない小説や漫画の方が売れているのか?
また、どうして必ずしも人生に必要じゃない映画や音楽がこれほどまでに売れているのか?
という事です。
ここに、権威に疲れた人が心の拠り所を求めている、という事なんです。
まあ、日本のドラマなんかを見ても
「権威の象徴的人物」
というのは敵役として必ず登場しますよね。
そして、その敵役が負けた時に多くの人は気持ちよさを感じて
「権威からの脱却」
というものをその瞬間に感じているという仕組みです。
ちなみに、料理の方式なんかにも
「権威主義」
というのは宿っていると私は感じます。
ドレスコードや細かなマナーがあるフレンチは権威主義的ですし、スペイン料理は自由です。
サッカーもそうで、何故スペインのレアルマドリードとバルセロナの試合が熱狂的なのか、もこの二元対立が隠れています。
マドリッドで国王のサッカーを掲げるレアルマドリードとカタルーニャ州で独立を求めている地区のバルセロナ。
これは権威VS自由の対立とも考えられるんですね。
故に、サッカーの試合はある意味で代理戦争だとも言われることもあります。
このように、世の中に存在するカルチャーは、権威主義とその脱却というのが裏側に隠れているケースが
とても多いわけです。
要は、それくらい人は
「権威からの脱却」
を本能的に望んでいる、という事です。
そして、
「権威からの脱却」
を果たした人はヒーローとして尊敬される、という構図です。
人は
「自分が望んでいるけど実現できていない事を実現している人」
に対して尊敬の念を抱きます。
だから、ロックスターであれネットビジネスの成功者であれ何であれ
「権威から脱却して成功した人」
は尊敬されてカリスマになる、という事です。
さて、話をSMAPに戻すと大きな構図で
「権威主義 VS 権威主義からの脱却」
という普遍的なテーマが今回の独立劇には隠れている、という事が分かります。
そして、どうして、内情なんて何もしらない世間の人たちがSMAP側につくのか、ってのもその理由が理解できるかと思います。
そう、本能的に
「自由側に多くの人は味方したいから」
なんですね。
だから、ネット上でCDの購買活動とか署名活動が起きるわけです。
マスコミが権威の象徴だとしたらネット上の署名活動が権威への反発です。
こういう細かなところにも二元対立が起きている、って事です。
権威主義と自由とカルチャーとネットビジネス
前フリが長くなりましたが、ここでいよいよネットビジネスと自由について書きます。
アフィリエイトもそうですがビジネスというのは、基本的に、どこをどう見ても
「反体制側」
の世界だし
「権威主義からの脱却」
を目指す人が集う場所なんです。
会社をやめたいとか、独立したい等の願望は抽象的には体制への反発だと言えます。
また、実は渡しの所には離婚したい女性からの問い合わせもかなり多いんですが、この辺もある意味ではこの対立があるんです。
彼女達は
「男性社会 = 権威」
という風に捉えているわけです。
これはレベル感が違えど誰もが感じている事で、その中でネットに集まる属性というのは
「権威から逃れたい人」
なわけなんですね。
逆に、権威を手にしたい人はあまりネットの世界には来ません。
どちらかと言うと、実社会で頑張る人が多いですね。
だからこそ、ネットで情報発信をするなら
「どういう価値観で情報を提供すれば共感されるのか」
という答えは実は決まりきっています。
結論を先に言うとスターウォーズを参考にすれば良いという事なんですね。
「自由を求める主人公」が「自由を許さない敵」に立ち向かい、苦しみながらも成長をして、自由を勝ち取るストーリー。
ざっくり言うとこんなイメージです。
という事で、単なるお金がどうとか時間がどうとかというレベルではなくて、「自由」にはかなり深いところにある価値観だとかそういうものが宿っているという事です。
そして、そこには必ずカルチャーが存在します。
普段何気なく聴いている音楽だとか映画だとかそういうものすべてには、文脈的なものが宿っているという事です。
ネットビジネスで情報発信をする際も同様に、この文脈的なところが大事になるという事ですね。
その中で、ここ5年くらいは人々がネットの世界に自由を求めてムーブメントを起こしている時代・・・
と捉えられるでしょう。
だからこそ、「自由」を語る事は共感に繋がるし、多くの人の心を動かす、という事です。
そして、自由を語ると言っても奥行きが大事になるって事ですね。
まあ、100%そうである事ではないですけど、多くの場合に当てはまると思います。
という事でやや抽象的な話でしたが、今回の話にも少し絡んでくる「人を動かす」という事を学ぶのであれば、こちらの商材を是非手にしてみて下さい。
PS
ちなみに、ネットの世界にも有名人が出てきた事で権威主義的な部分がかなり生まれています。
必ずしも「自由」ではない、という事です。
例えば、エキスパの七星さんとかは個人的には権威主義的な印象です。
まあ、ネットで一つの社会を作り上げていて、その中でトップに立つという事ですね。
稼ぎ方も表に出て顔を出してブランディングして稼ぐというイメージ。
一方で扇動マーケティングのだいぽんさんや新世界アフィリエイトの新田さんは、常に自由を一貫しているイメージですね^^
こちらは、完全に裏方で表には出ずに大金を稼いでいます。
どういう価値観なのかによって同じネットの成功者でも全然違うって事ですね。
この辺も踏まえてこの業界を見るのも結構面白いかと思います。
参考にされてください。
それでは、上原でした。
PS.
質問なども気軽にしてくださいね。